概要

 長崎市の観光名所の一つである浦上天主堂は、日本最大のカトリック教会、浦上教会にある聖堂です。元々カトリック信者の多い土地で所属信徒数は約7千人、江戸時代には異教禁制による隠れキリシタンの摘発もなされました。1895年に建設が開始され、1914年の完成まで19年の年月を要しました。しかし1945年8月9日、第二次世界大戦の際に原爆が投下され、ほぼ原形を留めぬ状態まで破壊されました。またこの際8月15日の聖母被昇天の大祝日に向け「ゆるしの秘跡」が行われており多数の信徒が集まっていましたが、主任司祭・西田三郎、助任司祭・玉屋房吉など天主堂にいた全員が死亡しました。後に俳人で医学博士の水原秋桜子によって「麦秋の中なるが悲し聖廃墟」と詠まれています。この被爆後装飾されていた(モデルはムリーリョの「無原罪の御宿り」とされる)マリア像が瓦礫の中から発見され、現在では世界遺産に登録する運動が行われています。



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